2020年02月06日
東洋医学ホントのチカラ
2月5日、NHK「東洋医学ホントのチカラ」が放送されました。
今回のテーマは「冬に起こりやすい心身のトラブル」。
冷え症、頭痛や鬱症状への鍼灸治療が主な内容でした。
特に興味深かったことは、イギリスでは鬱症状への鍼灸治療が注目され効果を上げており、薬との併用や薬に代わる重要な選択肢のひとつになっている点でした。
はりと灸 木の花では30年くらい前から鬱的症状の方に鍼灸の施術をしています。
そして同じように鍼灸の効果を実感しています。
2019年9月 日本東洋医学会東海支部静岡県部会学術講演会
テーマ「鬱的症状への鍉鍼(皮膚に触れる鍼)による経絡治療」
同年10月 第18回東洋療法推進大会in神奈川
テーマ「鬱的症状への鍉鍼による経絡治療」
の臨床発表をさせていただきました。
セロトニンという心を安定させる作用のある神経伝達物質(別名 しあわせホルモン)の低下が鬱につながるということは既に明らかになっています。
人体でのセロトニンの、約90%は腸で作られます。
「腸は第2の脳」と言われるように腸と脳は相関関係が深く、鬱症状の方には便秘の患者さんが多いように思います。
慢性的ストレスが自律神経に影響を与え、交感神経の活動が高まる。
その結果として腸の運動が低下し便秘につながるようです。
東洋医学では、気血がうまく巡らないことがその一因です。
当院では、望、聞、問、切の四診の総合判断で証という施術目標を決めて、鍉鍼(ていしん)という皮膚に触れる鍼で経絡の調整をします。
特に、消化器系の経絡の調整をして気血の巡りを良くすることで自然治癒力が高まり、鬱的 症状の改善が期待できます。
当院に来院される患者さんは特に繊細な方が多く、気を漏らさないような丁寧な施術が大切です。
Konohana HPはこちら☟
http://konohana.art.coocan.jp/
054-251-8007
Posted by Yukio at 22:05
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