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プロフィール
Yukio
鍼灸師。静岡市鍼灸マッサージ師会副会長、学術部長。

関西学院大学法学部卒。東京医療専門学校卒業後、はり・灸、あんま・マッサージ・指圧の国家資格を取得。福島弘道氏に師事し、伝統的な脉診による経絡治療を修得。

日本東洋医学会、全日本鍼灸マッサージ師会、日本伝統鍼灸学会会員。(公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター。(公財)合気会 合気道六段。

2022年09月25日

鍉鍼(ていしん)



鍼灸師の黒山です。
本日、日本東洋医学会静岡県部会の学術講演会
で主に医師の先生方を対象に教育講演をさせていただきました。

テーマは「鍉鍼(ていしん)入門」
この鍼は私が施術の時に使う鍼です。

鍉鍼の特徴
・先端が丸い
・ツボ(経穴)や経絡などに当てる、皮膚へ押す、擦るなどのやさしい刺激を与えて症状を緩和させる
・小児、鍼治療が初めての方に最適
・美容鍼として、顔や頭のツボ、皮膚への軽い刺激で気血の流れをよくすることで、皮下出血の危険性を回避できる
・ソフトタッチが全身に影響を与え心身の調整をする
など

鍉鍼の触れる程度の経絡調整により、様々な
別領域の症状が改善されることがあります。
例えば、耳鳴りと腰痛、喘息と便秘など。
このように鍉鍼はとても優れた鍼です。

当院では、
先ず、望診、聞診、問診、切診(脈診、腹診など)の四診で証(しょう)という施術目標を決めます。
そして、鍉鍼で経絡治療をしていきます。

今後、鍉鍼による経絡治療が医療の現場に取り入れられて、少しでも患者さんの症状を緩和することができれば幸いです。

はりと灸 木の花 HPはこちら☟

http://konohana.art.coocan.jp/

054-251-8007
  


Posted by Yukio at 20:15
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2022年07月22日

夏の土用の養生

鍼灸師の黒山です。

季節の変わり目の養生のお話をします。

7月20日から夏の土用に入りました。
土用は、二十四節気以外で季節の節目を表わす「雑節」のひとつです。

立春、立夏、立秋、立冬前の約18日間を土用といいます。
今年の夏の土用は、7月20日から8月6日です。

土の神様「土公神(どこうしん)」が支配している土用の期間に土を動かすと、災厄が身に降りかかると言われています。
土を動かす建築の基礎工事、造園、などがそれにあたります。
ただし、土用前に始めた作業はやってもよいと言われています。

どうしても新しい土いじりが必要な時は、土を司る神様が天上に行く日「間日(まび)」に行います。
今年の夏の土用の間日は7月25日、26日、30日、8月6日です。
信じるか信じないかはあなた次第です。


東洋医学では、この季節には五臓の脾臓、脾経が旺(さかん)になり、消化器系の症状が出やすくなります。暑さ対策の冷房、冷飲がこの症状を助長します。クーラーや水分補給も適量を心がけてください。



この時期のお灸「土用灸」は、特に効果があると言われています。
五行の相生関係で「火生土」、すなわちお灸の火のエネルギーが「土の気」を補うということでしょう。


土用も鍼灸で心身の調整をして元気に過ごしましょう。



はりと灸 木の花 HPはこちら

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http://konohana.art.coocan.jp/


  


Posted by Yukio at 18:35
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2021年12月24日

稽古納めと稽古始め



2021年12月26日の中央体育科が稽古納め、31日東中道場はお休みです。
2021年初稽古は1月7日の東中道場です。
良い年をお迎えください。  


Posted by Yukio at 16:09
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2021年01月03日

「はりと灸 木の花」の鍼灸




鍼灸(しんきゅう)は、経絡を調整することで痛みを緩和し、治癒力を高める副作用のない療法です。

経絡とは、“体表を流れる気の通り道”であり、脈診によって有効な経穴(ツボ)を的確に捉えることができれば、鍼を触れるだけで経絡を整えることができます。この脈診法は、鍼灸学校では教えられていない技術です。

「はりと灸 木の花」では、主に鍉鍼(ていしん)という先の丸い鍼(はり)と、弾力性に富んだ毛髪ほどの細い鍼を使用します。

どちらの鍼も皮膚に触れるだけで、血管まで達することはありません。滅菌したものか、使いすてのものを使用しています。

〈施術の流れ〉
①予診表にご記入いただきます。患者さまが来院されたときから、すでに「望診」は始まっています。

②靴下を脱ぎ、施術台に仰向けに寝ていただきます。手首と足首、お腹が少し出せれば脱衣の必要はありません。着替えの用意もございます。

③症状などを「問診」しながら、患者さまの話し方や声の調子などを「聞診」します。

④お腹の皮膚に軽く触れて「腹診」し、両手首から12対の経絡を「脈診」します。これにより施術方針が決定します。

⑤脈の強弱、浮き沈み、速さ、艶などを確認しながらツボに鍼を触れ、すべての経絡を調整していきます。

⑥症状によってはお灸もします。脈診により据えるツボや数が決まります。心地よい温かさで十分な効果が期待できます。

1回の施術時間は、個人差はありますが20~30分が適量です。気の活発なお子さまは、もっと短くなります。

急性の症状は1〜3回で改善されることが多いですが、慢性の症状は体質改善のために、はじめの1〜3ヶ月は継続して受けられることをおすすめします。

ご希望の患者さまには「美容はり」もいたします。「リフトアップして肌が艶やかになった」と喜んでいただいております。

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Posted by Yukio at 10:38
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2020年11月29日

風寒の邪

今日の午前中は畑仕事。
午後は静岡市鍼灸マッサージ師会の会員を対象にした学術講習会で講師をさせていただきました。
テーマは「呼吸器系の病の東洋医学的考察と施術」です。
現在では有熱患者さんのほとんどは専門の医療機関に行かれます。
今回は鍼灸で対応できる初期の風邪の施術法として、肩背部への散鍼の実技を行いました。

これからいよいよ寒くなります。
「冬の寒(かん)は天地殺癘(てんちさつれい)の気なり」
寒邪(かんじゃ)は、外邪の中で最も激しい邪気です。冷えて悪寒や手足が固く強ばったり、発熱して顔が赤くなります。
寒邪と風邪(ふうじゃ)に同時に侵されるた時は、目まい、手足の腫れ痛み、麻痺などの症状が起こります。
寒邪から体を守るためには、防寒と免疫力が低下しないように睡眠不足、過食などに注意しましょう。
早めの鍼灸施術で心身のバランスを取られることもおすすめです。

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Posted by Yukio at 23:09
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2020年10月20日

秋の土用

今日から秋の土用に入ります。
土用といえば夏をイメージしますが、季節の変わり目の立春、立夏、立秋、立冬前の約18日間を土用といいます。
今年の秋の土用は、10月20日から11月6日です。

土用は、「土旺(どおう)用事(ようじ)」から由来していて、「土の気が旺(さかん)になり事を用うる」と読みます。

東洋医学では、この季節には五臓の脾臓、脾経が旺(さかん)になり、消化器系の症状が出やすくなります。

この時期のお灸は「土用灸」といわれ、特に効果があると言われています。
五行の相生関係で「火生土」、すなわちお灸の火のエネルギーが「土の気」を補うということでしょう。
秋の土用を鍼灸で元気に過ごしましょう。

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Posted by Yukio at 13:39
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2020年10月08日

寒露

10月8日は二十四節気の「寒露」です。
草木に宿る冷たい露のことです。
朝夕は冷んやりと肌寒く、本格的に秋も深まり五穀の収穫の時期です。
秋晴れの日が多くなり空気も澄み渡り、月も美し見えます。
東洋医学では、秋は収斂(しゅうれん)の季節。
天地の気が引き締まり全てのものが収まるという意味です。
肺が活躍する季節で呼吸器系に負担がかかりやすくなり風邪などに注意が必要です。
精神的には、悲しみや鬱的感情が起こりやすくなります。
寒くなるとお灸がとても心地よく感じられます。

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Posted by Yukio at 14:26
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2020年10月03日

鍼灸の経絡治療は畑の土壌づくり

東洋医学では身体を巡る経絡のアンバランスから病気が生じると考えます。
鍼治療には、本治法(ほんちほう)と標治法(ひょうちほう)があります。
本治法は病の因(もと)に良い影響を与える治療。
標治法は対症療法です。
対症療法は必要ですが、私はそれ以上に本治法が大切だと考えています。
それは、良い土壌が良い作物を育てるように、自然治癒力が高まることにより様々なな症状の改善が期待できるからです。
経絡治療は農業で言えば、正に土壌作りです。
当院の目標は、脈診による経絡治療が症状を改善すると共に自然治癒力を高め、健康に過ごせるお手伝いをすることです。
心身の不調でお悩みの方は経絡治療を受けてみてはいかがでしょうか。

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Posted by Yukio at 15:45
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2020年04月16日

オンラインお灸指導




急な体調不良に備え、セルフでお灸を据える方法を学んでみませんか?

当院で鍼灸の施術を受けられたことのある患者さんには、鍼灸師の黒山幸男がオンラインで体調や症状をお聞きして最適なツボを下ろし、お灸の据え方をアドバイスさせていただきます。

料金は3000円/30分。お灸の必要な方は+700円(送料込み)で台座灸1シート(50コ)を送ります。

ネット銀行の口座にお振込みください。コンビニエンスストアのATMからもお振込みいただけます。振込み手数料はご負担ください。

入金が確認できましたらお灸シートを発送し、Zoomオンラインのパスワードをメールかメッセージでお知らせします。

お問い合わせください。

はりと灸 木の花
院長 黒山幸男


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Posted by Yukio at 16:00
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2020年02月06日

東洋医学ホントのチカラ



2月5日、NHK「東洋医学ホントのチカラ」が放送されました。

今回のテーマは「冬に起こりやすい心身のトラブル」。
冷え症、頭痛や鬱症状への鍼灸治療が主な内容でした。

特に興味深かったことは、イギリスでは鬱症状への鍼灸治療が注目され効果を上げており、薬との併用や薬に代わる重要な選択肢のひとつになっている点でした。

はりと灸 木の花では30年くらい前から鬱的症状の方に鍼灸の施術をしています。
そして同じように鍼灸の効果を実感しています。

2019年9月 日本東洋医学会東海支部静岡県部会学術講演会
テーマ「鬱的症状への鍉鍼(皮膚に触れる鍼)による経絡治療」

同年10月 第18回東洋療法推進大会in神奈川
テーマ「鬱的症状への鍉鍼による経絡治療」
の臨床発表をさせていただきました。

セロトニンという心を安定させる作用のある神経伝達物質(別名 しあわせホルモン)の低下が鬱につながるということは既に明らかになっています。

人体でのセロトニンの、約90%は腸で作られます。

「腸は第2の脳」と言われるように腸と脳は相関関係が深く、鬱症状の方には便秘の患者さんが多いように思います。

慢性的ストレスが自律神経に影響を与え、交感神経の活動が高まる。
その結果として腸の運動が低下し便秘につながるようです。

東洋医学では、気血がうまく巡らないことがその一因です。

当院では、望、聞、問、切の四診の総合判断で証という施術目標を決めて、鍉鍼(ていしん)という皮膚に触れる鍼で経絡の調整をします。

特に、消化器系の経絡の調整をして気血の巡りを良くすることで自然治癒力が高まり、鬱的 症状の改善が期待できます。

当院に来院される患者さんは特に繊細な方が多く、気を漏らさないような丁寧な施術が大切です。

Konohana HPはこちら☟
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Posted by Yukio at 22:05
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